季刊「ふーどら」休刊のおしらせ

 この度、季刊『ふーどら』は、第15号(2014年5月発行)より無期限で、休刊することにいたしました。 2010年12月の創刊より約3年半と短い時間でしたが、本誌をご購読いただきました読者の皆様をはじめ、広告などでご支援いただいきましたスポンサーの皆様、販売の協力をしてくださった取引先の皆様、およびにご寄稿いただいている執筆者の皆様に、たいへんご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。

 ふーどらは、広告デザイン事務所であるプン・グラフィックスが主体となり、三重県のクリエイターや様々な分野の専門家で制作委員会を構成し、編集・制作して参りました。三重の各地にある「地域の力・魅力」をもっと広く、地元の人たちにこそ知っていただき、愛され、相互に支え合えるような地域づくり活動に、クリエイティブの力でお役に立てないものかと考え、情報発信というかたちで試行錯誤して参りました。その結果、取材先の方々にも大変喜んでいただき、また読者の方々にも応援や感謝の言葉をいただき、スタッフ一同、たくさん学び、考えさせられました。休刊を決めた今でも、たくさんの新しい可能性や今後の発展に胸が高鳴り、挑戦したい気持ちでいっぱいです。

 しかし現状は、出版を継続するには組織として不十分であり、運営や編集体制に大きな問題があります。今まで作業に追われている日々で、手を付けられずに来てしまいました。このまま走り続けても、いずれは必ず限界がやってくることが目に見えており、いずれ大変な問題を起こしてしまうのではないかと不安になります。

 まずは一度しっかりお休みをいただき、改めてふーどらのあり方について構想を練り直し、継続できる体制づくりを検討したいと思います。 いつ、どのような形で復刊が実現できるか分かりませんが、再び皆様に喜んでいただける、そして地域のお役に立てる「ふーどら」に生まれ変われるよう努力する所存です。休刊しなければならない事態に大変悔いが残りますが、ご理解いただければ幸いです。

 最後になりましたが、今まで応援してくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2014年6月20日
発行責任者 倉田 史佳